
AIによって仕事の半分以上が代替される
皆さんも一度はこのような話を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
最近何かと話題になっているAI。私自身、情報系の大学を卒業し、大学院でもAI関連の研究を行っているため、その進化速度や可能性に日々驚かされています。
今後、AIは社会のあらゆる分野で必要不可欠な存在となるでしょう。
今回は、そのような時代に私たちがどのように生きていくべきか、私なりの考えをお伝えしたいと思います。
働かなくて生きられる時代
「AIが普及した世界」を思い浮かべると、まず想像しやすいのが「人間が働かなくてもいい時代」です。
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、AIによって週3日勤務が現実になる可能性を示唆しています。
「まぁ、広い視点で見れば、人生の目的は単に仕事をすることだけではありませんよね。だから、最終的に週に3日くらい働くだけで済む社会になったとしても、それはきっと悪いことではないでしょう。機械がすべての食べ物や必要なものを作ってくれるなら、私たちはそれほど一生懸命働く必要がなくなるわけです。」
もしAIが人間の多くの業務を担い、私たちが「労働」から解放されるとしたら、これまでの「労働中心」の社会構造は大きく変わるかもしれません。
「趣味を持つこと」が大切になる?

AIが進化し、労働から解放される社会が来るとしたら、まず「好きなことに打ち込んで、ずっと遊んで暮らせるなんて最高!」と思いますよね。
私も最初はそう考えていました。朝から晩まで映画を見たりゲームをしたり、旅行に出かけたり――そんな毎日を想像すると、まるで理想郷のようです。
でも、実際にその生活を続けたらどうなるのでしょうか。
長期的に見れば、「今日も映画ばかり見ていていいんだろうか?」「このまま歳をとっても、大丈夫?」と心のどこかで不安がよぎりそうです。趣味に没頭するだけの日々は、ある時点で物足りなく感じるかもしれません。
人間の価値に対する疑問

そしてその不安が大きくなると、次に浮かぶのは「そもそも自分に価値ってあるの?」という問いです。
AIがあらゆる仕事をこなしてくれて、「社会から必要とされる感覚」が薄れてしまうと、人間は何のために存在しているんだろう?と考えざるを得なくなるかもしれません。
今までは「仕事をして給料を稼ぐこと」が、自分の生きる目的や価値を支えていた人も多いはずです。もしそれがAIに奪われたら、残るのは“ただ消費するだけ”の暮らし……。
特に現代は無料の快楽がありふれていて「労働→消費→労働→消費」のような生活をしている人も多いでしょう。
そこから労働が消えたら、残るのは消費だけ。
「何か行動を起こさないといけないけど、何もできない。」そんな人が大量発生するでしょう。
「それでいい」と思えるならそれでいいと思います。でも、多くの人は「何かやらなければ」という焦燥感を持ちながら、それにしっかりと目を向けずに消費を繰り返して自分のその気持ちに真剣に向き合うことを放棄することになるでしょう。
“末人”の時代

この状況、何かににているな…
未来について考えていると、以前どこかで同じような話を聞いたことがあったことを思い出しました。

そうだ!ニーチェの末人にそっくりじゃないか!
この状況は、高校時代に習ったニーチェの「末人」の思想にそっくりだと思ったのです。
「なんの目標も夢もなく、トラブルを避けて、ひたすら時間を潰すだけの人生を送る人間」
引用:飲麦『「最強! 」のニーチェ入門: 幸福になる哲学』 (河出文庫)
ニーチェが生きた時代は、それまで信じられていた神という存在が、科学の力によって絶対的ではなくなっていました。
その結果、絶対的だった価値観が崩れ、人生への意味を失う。
まさに、現代や近未来も同じ状況だと思います。
コンテンツを消費するだけの人生に希望を持てなくなる。労働で誤魔化されていたその感覚が、今後ますます増幅していくのではないでしょうか?
大切なのは「自分なりの哲学」を持つこと

自分自身や人生への価値を感じられなくなった時、私たちは何を信じて生きればいいのでしょうか。
「こうすべき!」という答えはないと思います。
ただ、私自身は「自分なりの哲学」を持つことが大切だと考えています。
自分自身の価値観・哲学に従って生きる。そうすることで、それが人生における「指針」や「基盤」となり、自己を見失わずに生きていくことができるのではないでしょうか?
何も考えずにただのうのうと生きていると、虚無感に襲われてしまう。
確かな哲学があるからこそ、人生を充実させることができると思うのです。
私自身の哲学

最後に、私自身がどのような哲学を持って生きているのかを紹介したいと思います。
私自身の哲学は非常にシンプルです。
昨日の自分よりも成長する
これだけです。
こう考えるようになったのは、人生で「充実している!」と感じたのが成長を実感できた時だったからです。
例えば…
- 学生時代の部活動。毎日キツイトレーニングをこなして、実力をつけ、一年生で試合に出場することができた。
- 浪人時代。毎日必死に勉強して一年間で数学の偏差値を20あげることができた
- 彼女に振られてから、必死で自分磨きをして、再び可愛い女性と付き合うことができるようになった
このように、日々努力して成長を実感できている時はとても楽しかったのです。
以前、こんなツイートもしました。
この価値観で生きることで私自身の人生も好転していったと感じています。
例えば、私は昨年の四月にYouTube投稿を開始したのですが、一年経たずに登録者1500人を達成しました。
これが可能になったのも、日々成長するという考え方を実践して、成長を実感することが楽しかったからです。
そして、このブログを書くこと自体も、自分の価値観を整理し、表現しながら成長につなげる一つの方法です。
この価値観を胸に、今後の人生も楽しみたいと思っています。
まとめ
AIの進化で私たちの生活は大きく変わり、働かなくても生きていける時代が来るかもしれません。そんな時代に必要なのは、自分なりの「哲学」や「価値観」を持つことではないでしょうか?
何を拠り所に生きるのか、どんな価値観を軸にするのかを明確にすることで「末人」とならずに生きていけるでしょう。
そして、私自身は「昨日の自分より成長する」という価値観をもって生きています。この価値観によって、日々を楽しく生きられています。
皆さんも自分なりの哲学を見つけ、AI時代を楽しく前向きに生きていきましょう!

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